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Activity活動紹介

ぼくたちの学校のみどりを知ろう!~立川四小の校庭にある植物に名札を付けました

昨年度の「こどもとおとなのはなしあいin市議会議場」で提案・採択された「ぼくたちの学校のみどりを知ろう!」(チーム「植物の名前を教え隊」)について報告します。

 

チーム「植物の名前を教え隊」のメンバーは、立川市立第四小学校の6年生(2021年度)の2人。

提案のきっかけは、「小学校の校庭に植えてある植物(樹木)の名前が分からない。名札を作ってみんなも名前が分かるようにすれば、もっと学校のみどりを大切に思えるかもしれない」ということでした。

そのためには自分たちでどんなことができるだろう?

2人でいろいろ考えた結果、提案内容は「四小の樹木についているプレートが古くなっているので、花の時期や紅葉の情報などを載せた新しいプレートを“プラバン”で作って取り付ける」ということでまとまりました。

「こどもとおとなのはなしあいin市議会議場」では、とても分かりやすい手描きのフリップを使ってプレゼンを行い、見事採択されました。

 

 

021年10月下旬には、子どもたち、校長先生と担任の先生、立川市農研会の方が四小に集まり、これからどのように進めていけばいいか話し合いを行いました。

そこで、農研会のお二人からは、

「名札の取り付けにはゴム紐を使うといいよ」

「すべての樹木に名札を付けるのは2人では大変なので、本数は絞ったほうがいい」

等、アドバイスをもらうことができました。

 

12月末にはチームミーティングを行って、以下のことが決まりました。

・プレートを付ける樹木を決めるため、平成22年度の立川市農研会の緑育事業で作成された「みどりのちず」に載っている樹木を「落葉の時期」「花の咲く時期」「実がなる時期」の項目で比較する表を作成する

・プレートに記入するマーク(落葉、実、花)を消しゴムハンコで作ってみる

 

年が明けるといよいよラストスパート!

プレートには木の名前のほかに「落葉の時期」「花の咲く時期」「実がなる時期」を消しゴムハンコで作ってスタンプして、最終的に15種類29枚を作成しました。

 

 

そして卒業式を2日後に控えた2022年3月23日(水)、「ぼくたちの学校のみどりを知ろう!」発表会として、子どもたちと協力してくれたおとな総勢14人が集まり、樹木へのプレートの取り付けを行いました。

 

手作りしたプレートを1つずつ丁寧に取り付けていきます。

 

 

ようやく取り付け作業も終了、というタイミングで、なんとウドラも来てくれました。

 

大変な作業が終わって、ウドラと一緒にピースサイン。

 

9月に提案してから半年かかったけれど、自分たちが考えたことを、おとなたちに相談しながら、こうやってちゃんと形にすることができました!

今はもう中学生になった2人ですが、かけがえのない体験を共有することができましたね。

達成感・充実感も味わえたようです。

本当にお疲れさまでした。

 

 

◎子どもたちの感想など

・企画から提案発表までが大変でした。

・9月の発表で採用になった後、“本当にできるのかな”ってプレッシャーになって、それが最初は嫌だった。でもがんばってちゃんとできたから今はうれしい。

・工夫したのは、消しゴムでスタンプを彫って押したところ。色を塗ったわけではなく、スタンプ台を買って押しました。

・プラバン作りは最初の企画を考えるよりも簡単だと思いました。

・15種類29枚のプラバンを作るのはすごくがんばれば2日くらいで終わるけれど、少しずつ家でやったり、放課後学校でやったりしました。休み時間にやっていた時には、友だちにも少し手伝ってもらいましたが、あとは自分たち2人でほぼ全部やりました。

 

◎農研会のおとなたちより

・最初はどうなるかと思っていたのですが、無事にできたプレートを見まして、すごく分かりやすくて良かったと思いました。

楽しんで作業をやってもらえたのかと思いますが、これを機に積極的にいろいろなことに取り組んでほしいです。

・2人が楽しんでやってもらえればいいなと思っていました。

ステキなプレートができたので、この経験を中学生になってもどんどん生かしてチャレンジしてもらえればうれしいなと思います。