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Activity活動紹介

こどもとおとなのはなしあいin市議会議場 2021年9月12日(日)

 

2021年9月12日(日)、立川市市議会議場で「こどもとおとなのはなしあいin市議会議場」が行われました。

この“はなしあい”は、こどもたちが「あったらいいな、こんなもの」「できたらいいな、こんなこと」という夢(提案)をおとなたちの前で発表し、夢の実現にかかる費用を「ウドラ夢たち基金」に出してもらえるかどうかの審査を行うものです。

 

この“はなしあい”の前に、提案の募集をおこなったところ、全部で16件(16チーム)もの応募がありました。

その中から一次審査を通過したのが、今回発表をしてくれた4チームです。

残念ながら今回は発表することができなかった12チームの子どもたちには、「ウドラ夢たち基金」からお手紙を送りました。次回の募集にもぜひチャレンジしてくださいね。待っています。

 

当日は緊急事態宣言下ということもあり、消毒などの感染対策をほどこし、参加人数も子ども13人(発表者)のほか、おとな51人の計64人と例年の半分ほどにしぼっての開催となりました。

 

今回、提案発表をしてくれたのは、

◎チーム:動物の保護活動 提案:ねこちゃんを救え!ねこのじょうと会!

◎チーム:植物の名前を教え隊 提案:ぼくたちの学校のみどりを知ろう!

◎チーム:立川整備隊 提案:ゴミを減らそう!

◎チーム:特殊詐欺撲滅軍団 提案:幸せを守る!! 

すべて小学生のチームでした。(発表順)

 

聞き手のおとなは、夢育て・たちかわ子ども21プラン推進会議委員のみなさん、審査員のウドラ夢たち基金代表ほかメンバー、そしてファシリテーターの松本零さん。松本さんは2019年、高校生のときにこの「はなしあい」に参加して夢を実現させた先ぱいでもあります。

 

午前10時。まず、立川市子ども家庭部の横塚部長からのごあいさつがあり、続いて、「ウドラ夢たち基金」の清水浩代代表から「やってみてはじめてわかること」というお話がありました。

「みんなはよくユーチューブを見たりすると思いますが、世の中には見ているだけでは分からないことがいっぱいあります。自分の手で触れたり、においを感じたりという体験はとても大切。今日発表してもらうみんなの夢も、実現するまでには体験することがたくさんあると思います。今日は、自分たちのやりたいこと、自分たちの夢を情熱をもって私たちに語ってください」

 

清水代表のお話。市議会議場は感染対策のため、一人一人の席がアクリル板で仕切られていました

 

その後、子どもたちの提案が始まりました。

 

トップバッターのチーム「動物の保護活動」のメンバーは小学5年生2人。

提案内容は、「動物の殺処分をなくすため、立川地域ねこの会のみなさんや動物病院の人たちと協力して『ねこのじょうとかい』を開きたい」というものでした。

 

 

次は、チーム「植物の名前を教え隊」。メンバーは小学6年生2人。

「学校に植えてある植物の名前が分からないので、プラバンを使って名札を作りたい」と手描きのフリップを使って提案しました。

 

 

続いて登壇したのは、小学6年生の女子5人のチーム「立川整備隊」。

「ごみを減らすために、自分の不要なものを欲しい人に届ける“フリーマーケット”を開催したい」という提案で、すでに昭和記念公園でフリーマーケット開催の許可をもらっているとのことでした。

 

 

ラストは、チーム「特殊詐欺撲滅軍団」。メンバーは小学6年生4人。

高齢者が詐欺被害にあっているというニュースを聞いて、「詐欺撲滅のアニメを作って、立川駅前の伊勢丹の大型ビジョンで放送したい」と考えたそうです。自分たちで作ったパワーポイントの資料を使って提案を行いました。

 

 

この後、10分間の休憩時間に入りました。

審査員である「ウドラ夢たち基金」メンバーは別室に移り、子どもたちの提案に資金を援助するかどうかをじっくり審査。どの提案内容もよく考えられていたものだったので、審査も白熱。予定の10分を少しオーバーしてしまいました。

 

そして、いよいよ審査発表の時間。

「ウドラ夢たち基金」清水代表が壇上に上がると、われらがウドラも登場!

結果は、「4つとも合格」だったのですが、「動物の保護活動」チームについては、ほかのチームと違って「命」を扱う内容なので、「保護したねこの預かり場所をどうするか」「ねこの手術代、注射代はだれが支払うのか」などもう少し詳しく調べて再提案してください、ということになりました。

 

 

昨年はコロナ禍で開催できなかった「こどもとおとなのはなしあい」。

今年も緊急事態宣言が発令されている中、開催できるかみんな心配していましたが、立川市のみなさんの努力もあって無事に行うことができました。

おとなは子どもたちの提案を真剣に受け止め、質問をし、子どもたちはいっしょうけんめいそれに答えました。

とてもよい時間だったと思います。

 

でも、子どもたちの本番はこれから。

4つのチームがそれぞれの夢を実現する様子は、またあらためてこのホームページでも紹介していきます。