2022年９月４日（日）、立川市市議会議場で「こどもとおとなのはなしあいin市議会議場」が行われました。
この“はなしあい”は、こどもたちが「あったらいいな、こんなもの」「できたらいいな、こんなこと」という夢（提案）をおとなたちの前で発表し、夢の実現にかかる費用を「ウドラ夢たち基金」に出してもらえるかどうかの審査を行うものです。
 
会場には、発表したこどもたちも含め、77人が集まりました。
 
今回、提案を発表してくれたのは、
◎チーム名：THS FC　提案タイトル：立川フットサル頂上決戦
◎チーム名：R＆Y　提案タイトル：貧困と節電の大切さを伝えたい
の２チームです。
 
聞き手のおとなは、夢育て・たちかわ子ども21プラン推進会議委員のみなさんと、「ウドラ夢たち基金」のメンバー。
夢育て・たちかわ子ども21プラン推進会議委員の中には、2017年度にこの“はなしあい”で「オリンピック競技体験」を提案して実現させた、現在高校1年生の方もいました。
そしてファシリテーター（進行役）として、工学院大学准教授の安部芳絵さんと、早稲田大学社会科学部4年生の松本零さん。松本さんは高校生だった2018年度にこの“はなしあい”に参加して夢を実現させた先ぱいでもあります。
 
午前10時、開会。
まず、立川市子ども家庭部の矢ノ口部長からのごあいさつがあり、続いて、「ウドラ夢たち基金」の清水浩代代表から「仲間って？」という題でお話がありました。
「これから、みんなが夢を実現させていくのには仲間の力が必要になります。1人で考え込んでいては何もできないけれど、同じ目標をもった仲間がいれば助け合うことができます。それはおとなになって仕事をするようになっても同じこと。お友達、家族、先生、いろんな人を仲間にして、夢を実現していきましょう」

その後、こどもたちの提案が始まりました。
 
最初に登場したのは、立川八小の6年生、チーム名「THS FC」のみなさんです。
 

提案内容（やりたいこと）は「立川フットサル頂上対決」。
立川アスレティックFC（以下、立川アスレ）のメンバーと八小のこのメンバーで、フットサルの試合を行って、地元の立川アスレをもっと有名にして、フットサルというスポーツも広めたいそうです。
※発表内容の詳細についてはこちら
 
次は、チーム「R＆Y」。
立川四小の４年生の二人組です。
 

提案内容は、「貧困と節電の大切さを伝えたい」です。
貧困の問題や節電について学校で勉強したことを、もっとたくさんの人に伝えたい。そのために、立川市が防災のために備蓄している食料品を困っている人たちに配り、一緒に「貧困・節電新聞」も配布したいという内容でした。
※発表内容の詳細についてはこちら。
 
２つのチームの新規提案が終わった後に登壇したのは、昨年度、この会場でおとなたちに提案を行い、見事に夢を実現したチームのみなさん。
 
1、 動物愛護のポスターを配布し、保護猫の譲渡会を行った「ねこちゃんを救え！ねこのじょうと会！」
→当時のレポート記事はこちら

2、 小学校の校庭に植えられている樹木に名札をつけた「ぼくたちの学校のみどりを知ろう！」
→当時のレポート記事はこちら
 

3、 フリーマーケットを実施した「ゴミを減らそう！」
→当時のレポート記事はこちら

4、 特殊詐欺撲滅のための動画を作り大型ビジョンで放映した「幸せを守る!!」※
→当時のレポート記事はこちら
 

の順番で、活動報告を行いました。
※「幸せを守る!!」チームは学校行事等でこの席に参加できなかったのでビデオレターでの報告でした。
 
一番初めに発表した「ねこちゃんを救え！ねこのじょうと会！」チームは今年小学６年生、そのほかの３チームのメンバーはこの4月から中学生。
昨年の“はなしあい”からたった１年しか経っていませんが、みんな成長の跡が見られ、声も大きくハキハキとすばらしい報告でした。
いろいろな困難を乗り越えて、仲間と協力しあって夢を実現するというのは、これほどまでに人を成長させるのですね。
 
この後、10分間の休憩時間に入りました。
審査員である「ウドラ夢たち基金」メンバーは別室に移り、子どもたちの提案に資金を援助するかどうかをじっくり審査しました。
 
そして、いよいよ審査発表の時間。
「ウドラ夢たち基金」清水代表が壇上に上がると、続いてウドラも登場。
さて２つの提案の審査結果は…。
見事「2チームとも採択決定」でした！
 
どちらのチームも実現までにはクリアしなければいけないことがいろいろありそうですが、「おとなたちにもよく相談して、協力してもらって実現してください。楽しみにしています」と清水代表。

こうして今年の“はなしあい”も無事に終了。
２チームが夢を実現するときには、このホームページでも紹介します。
どうぞお楽しみに。