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Activity活動紹介

こどもとおとなのはなしあいin市議会議場 2023年9月2日(土)

2023年9月2日(土)、立川市市議会議場で「こどもとおとなのはなしあいin市議会議場」が行われました。

 

「こどもとおとなのはなしあいin市議会議場」は、立川市のこどもたちが「あったらいいな、こんなもの」「できたらいいな、こんなこと」という夢(提案)をおとなたちの前で発表し、夢の実現にかかる費用を「ウドラ夢たち基金」に出してもらえるかどうかの審査を行うもので、毎年1回開催されています。

今年の“はなしあい”には発表者を含め100人をこえる“こどもとおとな“が集まりました。

ここで提案発表ができる“こども”は、立川市在住または立川市内の学校に通う小学4年生~高校3年生なのですが、これまではほとんどが小学生の応募でした。

ところが今年は、高校生、中学生、小学生とさまざまな年代から合計7件の応募が!
これは「ウドラ夢たち基金」メンバーにとっても、うれしい驚きでした。

 

その中から一次審査を経て、この“はなしあい”で発表を行ったのは、以下の4チームです。

  • 立川女子高等学校SDGirls
    提案タイトル:ジェンダーをより身近なものにするために~考えてみようジェンダー平等~
  • 第一学院の愉快な仲間たち
    提案タイトル:ポイ捨て防止・低減と地域交流
  • 立川一中 生徒会本部
    提案タイトル:SDGsに貢献! 規格外野菜や郷土食材を使って料理動画を撮ろう!
  • ホタルの飛翔
    提案タイトル:ホタルを飛ばそう

 

聞き手のおとなは、夢育て・たちかわ子ども21プラン推進会議委員のみなさんと、「ウドラ夢たち基金」のメンバー。
ファシリテーター(進行役)は、工学院大学教授の安部芳絵さんが務めました。

 

午前10時、開会。
まず初めに、立川市子ども家庭部の矢ノ口美穂部長、続いて「ウドラ夢たち基金」の清水浩代代表から、ごあいさつがありました。
その後、進行は安部先生に託され、こどもたちの提案が始まりました。

各チームの発表時間は5分、それについての質疑応答が15分という時間配分で進めていきます。

★各チームの提案の詳細は
こちらで

 
 

トップバッターとして登場したのは、「立川女子高等学校 SDGirls」のみなさん。


自分たちの身近な問題でもある「ジェンダー平等」について、たくさんの人と考えていきたいということで、来年3月に、LGBTQの方を講師とした講演会と意見交換会を開くことを提案しました。

 

次は、第一学院高等学校「第一学院の愉快な仲間たち」のみなさん。


同校で以前から行っている立川駅周辺の地域清掃活動を通して、ポイ捨てゴミの多さを実感した彼らは、10月1日に開催される立川市の「環境フェア」に出展して、来場者にゴミの実態などを伝え、オリジナル携帯ポリ袋ケースを配布したいとのことです。

 
 

続いて、立川市立第一中学校「立川一中 生徒会本部」のみなさん。


企画内容は、立川市内で採れた規格外野菜を集め、料理愛好家の方に料理を教えていただきながら自分たちで調理をして、その様子をYouTubeでアップする、というものでした。

 
 

ラストは、立川市立第六小学校4年生「ホタルの飛翔」のみなさん。

 
 

立川六小では以前もホタルを育てて放流するというイベントを行い、「ホタル池」も整備されていたのですが、今はホタルが育てられない状態になっているそう。その池をきれいな池に復活させ、ガニガラ公園に放流もしたいという提案でした。

 
 

以上、4チームの提案発表が終わった後は、15分間の休憩時間に入りました。

審査員である「ウドラ夢たち基金」メンバーは別室に移り、こどもたちの提案に資金を援助するかどうかをじっくり審査。
さて、どんな結論が出たのでしょうか。

 

休憩後、昨年度この会場で提案を行って見事にその夢を実現した2つのチームが登場、報告を行いました。

 
 

1つ目のチームは、「THS FC」のみなさん。

 
 

提案当時、立川八小の6年生だった「THS FC」は、立川のプロフットサルチーム「立川アスレ」をもっと有名にしたい!と、自分たちのチームがプロのアスレと試合をする「立川フットサル頂上決戦」を企画し、実現しました。

メンバーは9人でしたが、この日は部活などで来られない人がいて、4人で報告を行いました。

★このチームの提案実現のレポート記事はこちらから。
https://yumetachi.com/activity/1250/

 
 

2つ目のチームは「R&Y」の二人。現在、立川四小の5年生です。


小学校の授業でSDGsについて学んだことがきっかけとなり、「貧困と節電の大切さを伝えたい」と新聞を作って、災害備蓄品とともに市民に配布しました。

★このチームの提案実現のレポート記事はこちらから
https://yumetachi.com/activity/1194/

 
 

昨年の“はなしあい”から1年。
どちらのチームも、仲間と協力しあいながらおとなの知恵も借りて、目標を成し遂げるという得難い経験をすることができました。
昨年の提案時からは一回りも二回りも成長した姿を見て、私たち「ウドラ夢たち基金」メンバーもとてもうれしく思いました。

そして、いよいよ審査発表の時間に。

「ウドラ夢たち基金」清水代表に続き、われらがウドラも登場。

 
 

 
 

さて4つの提案の審査結果は…。

めでたく「4チームとも採択決定(「ウドラ夢たち基金」で必要経費を負担する)」となりました!

清水代表からは、それぞれのチームに向けて講評と激励がありました。

小学生チーム「ホタルの飛翔」については、「とても時間がかかるプロジェクトに取り組んでいることが分かりました。まずは今年度(2024年3月31日)中に何をやりたいのか、もう一度検討して、再提案してください」との話があり、会場に来ていた“ホタルの先生”萩本悦久さんからは、六小のホタルの状況について補足説明がありました。

 
 

 
 

この後、発表チームの代表、夢育て・たちかわ子ども21プラン推進会議、ウドラ夢たち基金がそれぞれ感想を述べた後、立川市の栗原教育長にマイクが渡されました。

「4件ともとても良い発表でした。みなさんが今日こうやって一歩を踏み出したというのがすばらしい。この提案をどうやって実現していくか、これから大いに意見を出し合って進めてください」との温かいコメントをいただきました。

 
 

 
 

こうして今年の“はなしあい”も無事に終了。

でも4チームにとっては、この日こそがスタートの日!

こどもたちが夢をカタチにしていく過程をみんなで見守っていきましょう。

もちろんその成果はこのホームページでも紹介します。お楽しみに。